項の使い方、ジニアロジー

備忘録。

指標内で項を使ってよい。項は、プロファイルのなかで使える。ただし、当該の宣言文が出現する前に登場した(提供された)基本記号と、メタ指標(指標の指標=親指標)のメタ記号を使って構成される項に限る。

一方で、構成〈construction〉でも項は使える。構成は(原則として)、割り当て文〈assignment statement | 代入文〉しかない。割り当て文の左辺は記号だけなので、項は割り当て文の右辺になる。右辺を割り当て文のボディとも呼ぶ。よって、割り当て文の項はボディ項〈body term〉という。

構成のボディ項は、構成のソース指標が提供する記号と構成のメタ指標の記号の組み合わせになる。

さて、なんらかのモノ(圏論的な実体/スタッフ)、またはモノを表す記号があるとき、その型つけ〈typeing〉は容易ではない。完全な型つけで得られる情報全体を、そのモノ(や記号)のジニアロジー〈系譜 | genealogy〉と呼ぶ。

ジニアロジーは、モノのクラス/指標/アンビエントを、無限の上方まですべて辿ったもの。ジニアロジーは、特定のモノを下端とする代数的ラダーで、代数的セオリーそのものだと言ってもよい。ジニアロジーは、モノに対する構文論・意味論の情報をすべて持っている。