アクション?

Haskellで「アクション」という言い方があるが、どうもクライスリ射のことらしい。IOアクションは、IOモナドのクライスリ射という具合に。

となると、Leanのtacticモナドのクライスリ射はtacticアクションとなるが、「tacticアクション=タクティク」だから、「アクション」とか言うとかえって混乱する。optionモナドなら「optionアクション=部分関数」、set(ベキ集合)なら「setアクション=非決定性関数」か。ウーム、語感がよくない気もする。IOモナドと状態モナドのときぐらいしかフィットしないような。

クライスリ圏を下付きで書くことにして、

 \mathcal{C}_{\mathrm{IO}}(J(A), B) \cong \mathcal{C}(A, \mathrm{IO}(B))

だから、クライスリ射 f の随伴転置 f がアクションというのが正確だろう。