心理的反対圏

ロカールとフレームの関係で、Locale = Frameop がある。順序的代数構造であるフレームがあれば、ロカールは要らないともいえる。が、ロカールが空間で、フレームはその空間に与えられた構造と考えると、心理的には把握しやすい。

心理的な実在とも言える空間の圏を、心理的反対圏とでも呼ぼう。

シャピラの教科書では、前サイト〈presite〉は心理的反対圏を使って定義される。仮想的・心理的な前サイトの圏があり、それは小圏の圏の反対圏になっている。前サイトXに対して、対応する圏 CX があり、前サイトの射 X → Y には圏のあいだの射 ft = Cf : CYCX がある。

心理的には、前サイトの圏と(小さい)圏の圏は、反変的に1:1対応する。