2021-05-07 微分とベクトル/フレーム 幾何っぽい 本編ネタ 紆余曲折の結果、座標 に伴う微分を と書くことにした。紆余曲折は、 フレーム成分とフレーム全体の関係は: 接ベクトル場と微分作用素のオーバーロードが非常に紛らわしいのだけど、次のルールで区別する。 単に と書いたときは、接フレーム場/接ベクトル場の意味で、微分作用素ではない。 と書いたときに限り、微分作用素と解釈する。 特に、 などは微分してない! フレームとしての の逆を と書く。これはゲージ。 微分作用素は、自然数パラメータ に関する多相になる。 多相パラメータを特定すると、 多相パラメータを推論〈エラボレーション〉する前提なら から誘導される加群射は はベクトル場の共変微分。 は、一般のベクトルバンドルのフレーム から決まる共変微分。これ全体で微分作用素なので、 のように作用する。