トークン空間とコレクティブ

トークン空間〈名前空間〉と、{トークン | 名前}空間のオーナー〈所有者〉:

トークン空間 オーナー
アイテムラベル空間 出版物
ターム空間 出版物
タグ空間 出版物
型名空間 型ボキャブラリー+解釈コンテキスト
プロパティ名空間

それぞれのトークン空間に次の構造〈関係〉がある。

  • アイテムラベル空間: 親子関係(論理レベル)、含有関係(リソースレベル)
  • ターム空間: 別名関係(本名は特定する)、略記乱用関係(正式記法は特定する)
  • タグ空間: 別名関係、接頭辞展開関係、伴意関係〈entailment relation〉
  • 型名空間: 別名関係、接頭辞展開関係、伴意関係
  • プロパティ名空間: 別名関係、接頭辞展開関係

これらの関係は自己関係〈endo-relation〉でトークン空間の構造を与える。それとは別に、色々な関係がある。

  • 外部参照 : 外部参照アイテム → 外部リソース
  • 内部外部参照 : 内部アイテム → 外部参照アイテム
  • 内部参照: 内部アイテム → 内部アイテム
  • 出現 : ターム → ラベル
  • 定義 : ターム → ラベル
  • タグ付け : タグ → ラベル
  • メタタグ付け : タグ → タグ
  • タームタグ付け : タグ → ターム

関係に対してできる演算は:

  1. 転置: 実装データ形式によるが、簡単だろ。
  2. 反射閉包: 実装データ形式によるが、簡単だろ。
  3. 対称閉包: たぶん簡単だろ。
  4. 推移閉包: 難しい、特にRDBでは厳しい。
  5. 結合: 出来るが手間がかかる。速くするのは難しい。
  6. 正規化: 代表元を決める必要がある。
  7. プロファイル変更: カリー変形、置換など
  8. 商集合: 正規化で代用だろう。
  9. 直和: 簡単
  10. 融合〈fusion | merge〉:難しいし、人的手間がかかる。

融合は余ファイバー和。人的な合意形成作業が必要。

合意形成された出版物の集まりを collective publication あるいた単にコレクティブ〈{出版物の}?共同体〉と呼ぶ。コレクティブは合意形成の産物だが、演算としては合意集合と合意写像による合意余ファイバー和を使う。出版物に含まれるすべてのトークン空間を、合意余ファイバー和で融合する。

ブリットは、コレクティブとスタンドアロン出版物(非自明なコレクティブに所属しない出版物)の集合とも言える。ブリット全体がひとつのコレクティブなのが望ましい。