基本用語:
- SIMカード〈Subscriber Identity Module〉
- SIM{イジェクト}?トピン
- SIMロック: 廃止されたので、今は気にする必要はない。以前は面倒だった。
- eSIM〈Embedded Subscriber Identity Module〉 物理的なデバイスではなくて、ソフトウェアと内部メモリで実装したSIM相当物。
- MN〈Mobile Number〉: 携帯電話番号
- MNP〈Mobile Number Portability〉
- MNP予約番号: キャリア乗り換えの際に一時的なブリッジに付けられた番号
- 電話会社〈キャリア〉
- 通信網 : 比喩的に「通信機器〈端末〉が網〈もう〉をつかむ/捕まえる」
- ahamo〈アハモ〉、eximo〈エクシモ〉、通信会社docomoのプランの名前
- 開通手続き: キャリア乗り換えの時に、新SIMカード挿入前に行う有効化(事務的)手続き。電話、対面、Web などで行う。
全般:
- 通信会社〈電話会社 | キャリア〉と通信機器〈端末 | 電話ハードウェア〉はアンバンドルされつつある。現在は原則独立だが、過去の習慣は残っている。
- 利用者はキャリアから通信網の利用権を購入する。
- 通信機器をハードウェアベンダー/販売店(e.g. アップルストア)から購入する。
- 購入したハードウェアと購入した通信網利用権をバインドする。
- 通信会社から購入した通信網利用権の物理的実体がSIMとなる。
- SIMに記録された情報は契約情報=権利の証拠のみ。
- APN〈Access Point Name〉とその設定: キャリア提供の通信網とSIM情報以外に必要な情報〈プロファイル〉。最近は、プロファイルのファイルをダウンロードしてインストールすれば設定が行える。
SIMカードの概念:
- 利用者=契約者〈subscriber〉はキャリアと契約関係にある。契約により:
- 利用者は、キャリアの通信網を利用できる権利を持つ。
- そのための identification information を持つ。電話番号+諸々の属性
- 抽象的 identification information は、SIMカード内に記録保持される。SIMカードは、利用者の identification information の物理的実現形態〈physical realization〉。
- 裸の通信機器そのものは、通信網をつかむ/捕まえる権利を持たないので、通信は出来ない。
- 通信機器にSIMカードをセットすると、利用者の identification information と権利が通信機器に付与されて通信可能となる。
- デバイス〈ハードウェア〉としてのSIMカードの規格は、サイズにより標準SIM、microSIM、nanoSIM。最近は nanoSIM 。
MNP予約番号の概念
- キャリアとは独立した利用者と電話番号に対するIDとしてMNP予約番号が発行される。
- 一時的に、利用者はどのキャリアとも契約してない状態となるが。MNP予約番号にエンコードされた情報で、次のキャリアとの新規契約が簡素化される。
- 契約解除と同時に、モノとしてのSIMカードは機能を失う(無効となる)。
- 乗り換えが終われば、MNP予約番号は不要となる。
- 原理的にはMNP予約番号が必須ではないので、廃止されるであろう。
ANP設定:
- キャリアから端末を購入した場合は、APNが事前に設定されている。
- そうでない場合も、ある種のソフトウェア(=APNプロファイル)のインストールだと思えばよい。
- APNプロファイルにより、端末は通信網に接続する情報を取得する。
- 古いプロファイルは削除しないと、新規プロファイルを有効化出来ない。