wt.exe と SSH の設定

Windows Terminal の設定

設定ファイルの場所は

  • $env:USERPROFILE\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\LocalState\
$env:USERPROFILE\ ← ユーザーの公式ホームディレクトリ
AppData\Local\Packages\ ← Windowsアプリケーションのパッケージ置き場
Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\ ← Windows Terminal
LocalState\ ← 現状態

設定ファイル名は settings.json 。次の設定項目があった(過去形)。

            {
                "backgroundImage": null,
                "colorScheme": "Solarized Light",
                "commandline": "ssh root@daphnia.org",
                "guid": "{d2c4024c-bdae-5a30-81ff-877fed55010a}",
                "icon": "C:\\Users\\m-hiyama\\Pictures\\2021-08\\ConoHa-Co.jpg",
                "name": "ConoHa"
            },
  • 画像置き場は $env:USERPROFILE/images/ にする。
  • icon 項目の値以外は変える必要はない。
  • ssh は、設定ファイルから root と daphnia.org の情報を見つけるはず。
            {
                "backgroundImage": null,
                "colorScheme": "Solarized Light",
                "commandline": "ssh root@daphnia.org",
                "guid": "{d2c4024c-bdae-5a30-81ff-877fed55010a}",
                "icon": "C:\\Users\\hiyam\\images\\ConoHa-Co.jpg",
                "name": "ConoHa"
            },

JSONファイルを直接編集するより、wt.exe の対話的UIから設定するほうが安全だ。

SSH の設定
  • SSH はまず $env:USERPROFILE/.ssh/config (テキストファイル)を見る。
  • condig の内容は例えば:
Host daphnia.org
  HostName 160.251.23.194
  User root
  IdentityFile C:\Users\hiyam\OneDrive\Data\ssh\id_rsa

IdentityFile の置き場所やファイル名は何でもいい。すべてを $env:USERPROFILE/.ssh/ 内に収めてもいい。クラウドバックアップされるから $env:USERPROFILE\OneDrive\ の下に置いてもいい。

  • 秘密キーには拡張子を付けない。(習慣)
  • 公開キーには拡張子 .pub を付ける。(習慣)
  • ベース名を同名とする。(習慣)
  • 習慣を守らないと管理しにくい。

最初の接続時に、「The authenticity of host '‥‥ (‥‥)' can't be established.」は出る。初めて出会ったホストは、sshにとっては、原理的に本物かどうかを確認する方法がない。人間によるなんらかの確認が必要。フィンガープリントを事前に知っていれば、照合すれば確認といっていい。

  • 事前に、known_hosts にフィンガープリントを登録しておけば、ssh はメッセージしない。
  • Windows では、configファイルのオーナーや属性はチェックされないようだ。
  • Windows の ssh は known_hosts に CRLF を使う。
  • 更新前の known_hosts は known_hosts.old としてバックアップされる。