作業工程再論

関係者の役割は:

  1. 執筆スタッフ〈authoring〉
  2. 制作スタッフ〈production〉
  3. 出版スタッフ〈publishing〉

執筆工程〈作業〉の作業環境を固定化したものがパッケージ。パッケージに含まれるファイルからデリバラブルが生成可能。デリバラブルがパッケージは制作スタッフ/出版スタッフに渡される。ビルドが完全自動化されていれば、パッケージを渡しても同じ。

執筆工程は:

  1. 原稿準備
  2. ビルド
    1. JSON化
    2. JSON処理

デリバラブルはJSONデータのコレクションになる。ビルドの途中で使われる生成物はアーティファクトと呼ぶ。アーティファクトは生成物なので再生成可能。

パッケージに含まれるものは:

  1. 狭義の原稿ファイル
  2. 図版などの追加的原稿
  3. ビルドスクリプト
  4. ビルドスクリプトを動作させるために必要な諸々・環境

執筆プロジェクトのデリバラブルにどのようなJSONコレクションを必要とするかは制作スタッフ/出版スタッフとの協議により合意すべきことだが、ビルドスクリプトに入力となるファイル・コレクションの仕様ははっきりさせる。

また、典型的なアーティファクトも定義する。アーティファクトの形式は:

  1. ブール係数の行列
  2. 自然数係数の行列
  3. トークン係数の行列
  4. フレーズバッグ係数の行列
  5. 任意の半環係数の行列

行列のJSONエンコードには様々なエンコード方法がある。

ビルドの方法は:

  1. 手動
  2. 半自動
  3. 完全自動

完全自動の場合は、デリバラブルは削除可能。そうでない場合は削除できないかも知れない。