カントロビッチモナド

http://www.paoloperrone.org/phdthesis.pdf に色々書いてある。面白い。

  1. カントロビッチモナドの台関手がカントロビッチ/ワッサースタイン関手。
  2. たちの良い距離空間Xに対して Wass(X) をワッサースタイン空間と呼ぶ。ワッサースタイン空間の台集合はラドン確率測度の空間。
  3. ラドン測度は、内部正則〈タイト〉、外部正則、局所有限な測度。外部正則かつ局所有限ならボレル測度。
  4. カントロビッチ/ワッサースタイン関手の定義圏(カントロビッチモナドの基礎圏)は、完備距離空間と距離縮小〈距離非増大〉関数の圏。位相的連続写像ではない。直積空間への距離は和距離を入れる。
  5. 一般に、ハウスドルフ位相可測空間の圏上のジリィモナドとしては、ラドンモナドを使う。ラドンモナドではコンパクト性を入れて、基礎圏はコンパクト・ハウスドルフ位相可測空間の圏とすることが多い。
  6. 位相可測空間では「ボレル集合」という概念がある。ハウスドルフ位相可測空間、コンパクト位相可測空間、第二可算位相可測空間などと言える。可算生成位相可測空間とかもある。
  7. フェルニケ・モーメント〈Fernique moment〉は、距離空間 (X, d) 上のラドン確率測度 p に対して、d(x, y)p(dx)p(dy) の積分で定義される。
  8. 凸集合に関するショケー理論てのがあるらしい。
  9. スコット連続性に似た「τ-なめらか」という概念がある。
  10. やはり、スコア-測度・双対性はある。