Leanの論理再考 - (新) 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編
まだ続く。
x:X |- P(x) :Type ------------------- パイ型形成子 Πx∈X.P(x) :Type x:X |- f(x):P(x) ------------------- 依存ラムダ抽象 Λx:X.f(x) : Πx:X.P(x)
x:X |- A :Type ------------------- パイ型形成子 Πx:X.A = X→A :Type x:X |- f(x):A ------------------- ラムダ抽象 λx:X.f(x): X→A
パラメータ領域Xを番号集合にすると:
i:I |- Pi :Type ------------------- 非一様タプル型〈スキーマ〉形成子 Πi∈I.Pi :Type i:I |- ai:Pi ------------------- 依存ラムダ抽象 タプルインスタンス構成 Λi:I.ai : Πi:I.Pi
i:I |- A :Type ------------------- 一様タプル型〈スキーマ〉形成子 Πi:I.A = AI :Type i:I |- ai:A ------------------- ラムダ抽象 リストインスタンス構成 λi:I.ai: AI
型ファミリーPに沿った値ファミリー (x:X ⇒ f(x):P(x)) と型付きタプル (f(x))x:X:Πx:X.P(x) を同一視しない。型ファミリーは(単一の)型ではなく、値ファミリーは(単一の)値ではない。しかし、型ファミリーのパイ型は型で、値ファミリーのタプルは値となる。
型ファミリーが型ではないことは、関手が対象ではないことと同じ。値ファミリーは単位にシュリンクする定数関手と型ファミリー関手のあいだの自然変換になる。
- 型=圏の対象
- 型ファミリー=離散圏からの関手
- 値ファミリー=特殊な自然変換
- 型構成〈型形成〉=極限
- 値〈データ〉構成=極限にともなう自然変換の操作
たぶんまだ続く。