バンチ計算システムの構成素:
- 項
- バンチ
- 書き換え規則
- 書き換えアクション
- 書き換え系列〈sequence〉
説明:
- 項は構文的コンビネーション
- ツリー構造
- リーフは型付き変数または型付きリテラル、型は圏の対象
- リーフ以外のノードはコネクティブ
- 文法範疇があってもよい。
- バンチは項の構文木
- ツリー構造
- リーフは項
- リーフ以外のノードは区切り記号〈コネクティブ〉
- 書き換え規則は、個々の書き換えアクションのもとになるパターン
- 仮パラメータを持つかもしれない。
- 適用可能性条件が付くかもしれない。
- 書き換えアクション
- 書き換え規則の仮パラメータに実パラメータを代入して得られる。
- 書き換え規則の名前、実パラメータ、適用ロケーションからなる。
- 書き換えの対象となるバンチの一部をリデックス〈redex〉、書き換えの結果をリダクテッド〈reducted | contractum〉と呼ぶ。オペランドとリザルトがいいかも。
- 実際の書き換えに使える。書き換え系列に出現する。
- 書き換え系列
- バンチと書き換えアクションが交互に現れる系列。
項の文法とバンチの文法は類似、ときにまったく同じだが、項とバンチは区別する。項 ←→ バンチ の相互変換は、濃縮・希釈〈concentration dilution〉または折りたたみ・展開〈contraction expansion〉で行う。
バンチ書き換えと項書き換えは区別される。
ちなみに文法は次から構成される。
- 語彙〈終端記号の集合〉
- 文法範疇〈非終端記号の集合〉
- 書き換え規則=生成規則
- 開始記号
文法はオートマトンと密接に関係する。
バンチ書き換えシステム=バンチ計算システム、項書き換えシステム=項計算システムは階層的に配置される。複数の計算システムの構造物・組織体を、計算システム連合〈federation of {calculation | calculating} systems〉と呼ぶ。現実の計算システムは連合を形成している。