記述すべきモノを対象物〈objectum | オブジェクタム〉と呼ぶ。対象物の種別は意味範疇、文法内の品詞は構文範疇。次の意味範疇に属する対象物を扱う。
- 関数: 圏 $`\mathcal{TF}`$ の1-射、f∈Map(X, Y)
- 値・個体・データ : 圏 $`\mathcal{TF}`$ のポインティング1-射、a∈Map(1, X), a∈X
- 型 : 圏 $`\mathcal{TF}`$ の0-射、X∈Type
- 真偽値 : 集合 $`{\bf B}`$ の要素、t∈Bool
- 述語 : $`{\bf B}`$ を余域とする関数であり、圏 $`\mathcal{PD}`$ の0-射、p∈Map(X, B), p∈|PD|
- 論理式 : 圏 $`\mathcal{PD}`$ を意味領域とする構文的対象物、F∈Formula[X]
- バンチ : アトムの集合と区切り記号の集合から構成されるツリー構造 b∈Bunch[A, D]
- 導出 : 圏 $`\mathcal{PD}`$ の1-射、p:P → Q in PD
△はオーバーロード・コンフリクト。?は好ましくない用法。??は名前がない。
関数
- 変数: 関数変数=△関数
- リテラル: 関数リテラル=関数{記号 | 名}=△関数
- コネクティブ: 関数コネクティブ={汎関数 | 作用素}{記号 | 名}=△{汎関数 | 作用素}
- 項: 関数項=△関数
- 閉じた項の意味: 関数
- 開いた項の意味: 汎関数
値・個体・データ
- 変数: 個体変数=?変数
- リテラル: 個体リテラル=個体定数=?定数
- コネクティブ: 個体コネクティブ=関数リテラル
- 項:個体項=関数値項
- 閉じた項の意味: 個体
- 開いた項の意味: 関数
型
- 変数: 型変数=型パラメータ
- リテラル: 型{名 | 記号}=△型
- コネクティブ: 型コネクティブ=型演算{名 | 記号}=型構成子{名 | 記号}=△型構成子
- 項: 型項=△型
- 閉じた項の意味: 型
- 開いた項の意味: 型構成子
真偽値
- 変数: 真偽値変数=?命題変数
- リテラル: 真偽値リテラル=?論理定数=?命題定数
- コネクティブ: 真偽値コネクティブ=?論理コネクティブ=?論理記号
- 項: 真偽値項=ブール項=?命題=?論理式
- 閉じた項の意味: 真偽値
- 開いた項の意味: 真理関数=ブール関数〈Boolean function〉
述語
- 変数: 述語変数=?命題変数
- リテラル: 述語リテラル=述語{記号 | 名}=△述語
- コネクティブ: 述語コネクティブ=?論理コネクティブ=?論理記号
- 項: 述語項=論理式=△述語
- 閉じた項の意味: 述語
- 開いた項の意味: ??
論理式
- 変数: 論理式変数=?命題変数
- リテラル: 論理式リテラル=論理式(自分がリテラル)
- コネクティブ: 論理式コネクティブ=?論理コネクティブ=?論理記号
- 項: 論理式の論理式〈入れ子の論理式〉
- 閉じた項の意味: 論理式
- 開いた項の意味: ??
バンチ
- 変数: バンチ変数(大文字ギリシャ文字)
- リテラル: バンチリテラル=バンチ(自分がリテラル)
- コネクティブ: バンチコネクティブ=バンチリーズニング{名 | 記号}
- 項: バンチのバンチ〈入れ子のバンチ〉
- 閉じた項の意味: バンチ
- 開いた項の意味: バンチ構成子
導出
- 変数: 導出変数=導出ラベル
- リテラル: 導出リテラル
- コネクティブ: 導出コネクティブ=リーズニング{名 | 記号}
- 項: 導出項
- 閉じた項の意味: 導出
- 開いた項の意味: リーズニング