アカウントデータベース

SSH関連の概念的まとめ - (新) 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 を書いていて気づいたのだけど; アカウントを記述する二部グラフは、グラフDBだと思えるから、アカウントデータベースとはグラフDBということだな。

パスワード管理ソフトの LastPass では、 データベースをボルト〈vault | 金庫〉と呼んでいる。vault format は次に詳しい。

CSVファイルとしてボルトをダンプすると、次のカラムになる。

  1. url ホスト/サービスのURL〈識別子〉
  2. username アカウントのログイン・ユーザー名
  3. password ユーザーのクレデンシャルであるパスワード文字列
  4. extra 注釈・コメント
  5. name ホスト/サービスの名前〈タイトル〉
  6. grouping グループ化したグループ名。Social, Server とかを使っていた。
  7. fav お気に入りに入れる、0, 1 にブーリアン二値

カラム〈フィールド〉を二部グラフの観点から分類すると:

  • ユーザー代理データ
    • usename
    • password
  • ホスト代理データ
    • url
    • name
    • grouping
    • fav
  • アカウントのラベル〈タイトル〉 無し

CSVの一行が、二部グラフの有向辺になる。辺ラベルは必須ではないので付いてない。ホスト代理データ・ノードは (url, name, grouping, fav) のプロパティを持ち、ユーザー代理データ・ノードは (username, password) のプロパティを持つ。

アカウント、認証〈オーセン〉、認可〈オーソライズ〉の構造は、グラフデータベースとして捉えるといいかも知れない。