名前でだまされない その4

  • 項と型の型付け〈typing〉チェック = 証明と命題の演繹〈deduction〉チェック
  • 型付けの宣言〈型宣言 | 型判断〉 = 演繹の宣言〈命題判断〉 = 無名定理
  • 型付けの正しさ〈correctness〉= 演繹〈deduction〉の正しさ
  • 項の型 = 証明の結論命題〈ターゲット命題〉
  • 項のコンテキスト〈型コンテキスト | 型付けコンテキスト〉 = 証明のコンテキスト〈命題コンテキスト | 演繹コンテキスト〉
  • 項の型推論:項の戻り型〈return type〉を推論する = 証明の結論推論:証明のターゲット命題〈結論〉を推論する
  • 関数の戻り型 = 定理の結論〈ターゲット〉命題
  • 関数の引数型 = 定理の前提命題
  • hypothesis はコンテキストの意味と、コンテキストに入れられる公理の意味もある。
  • goal はパターン変数を持つシーケント=質問=問題 の意味もあるし、ターゲット命題のこともある。

記法は:

  • $`\Gamma \vdash t : X`$ 型コンテキストのもとでの、項の型付け宣言、全体として型判断
  • $`\Gamma \mid \Theta \vdash p : A`$ 型コンテキストと命題コンテキストのもとでの、証明項の演繹宣言、全体として命題判断
  • $`\Gamma \vdash X`$ 型の在住性〈inhabited-ness〉判断=集合の非空性判断
  • $`\Gamma \mid \Theta \vdash A`$ 命題の在住性判断=構成的証明可能性判断