相関と因果と独立の実際的話

変数のあいだに相関があっても、入力変数と出力変数、調整可能制御変数と結果変数の区別はない。説明変数と被説明変数という言葉は、因果ではないことを強調しているのだろう。

因果は、入力変数を調整して出力に影響を与えることが出来る。よって、入力を調整=介入しての動きを見て因果を(ある程度)確認できる。

介入〈intervention〉という概念が重要。

  • 介入的研究〈interventional sutudy〉
  • 非介入的研究〈non-interventional sutudy〉

介入的=実験的〈experimental〉、非介入的=観察的〈observational〉

  • 観察研究 = 非介入的研究
  • 実験研究 = 介入研究

介入はできないときがある。

  • 経済現象や社会現象では介入(実験)は手軽にはできない。
  • 気象現象や天文現象への介入はできない。
  • 医療での介入は人体実験になることがある。こうすれば発ガンするはず→実験→発ガンした
  • 介入がダメージになることも。こうすればクレームが来るはず→実験→クレームが来た