名付けシステムと記述リソース

名前には:

  • 決定性名前 : 指す対象物〈デノテーション | リファレント〉があれば一意に決まる
  • 非決定性名前 : 一意とは限らない。

名付け方式には:

  • ロケーション依存名付け : リソースの場所を使う、引っ越しで破綻
  • ロケーション非依存名付け : リソースの場所を使わい、引っ越しに追従可能

別な分類に:

  • 直接名付け: 名前と対象物を直接結びつける名付け
  • 間接名付け: 対象物の記述リソースの名前を使って、「~で記述されるモノ」として名指す。

概念の場合は、直接名付けは困難、事実上不可能なので、記述リソースの名前をもって概念の名前の代替とする。そうすると、記述リソースの名付けの問題になる。

次の用語を使う。

  1. 記述リソース=記述子=記述
  2. 記述コンテナ=記述クラスタ: 記述子の構造化された集合
  3. リストコンテナ: 記述子の順番付きの並びであるコンテナ
  4. ツリーコンテナ: 記述子のツリーであるコンテナ
  5. パラグラフ: 散文〈prose〉からなる記述子
  6. セクション: コンテナと同義だが文書の構成素と考える
  7. ブロック: 特定のフォーマットとセマンティクスを持つ記述子
  8. フローグラフ: 記述子またはスロット〈プレースホルダー〉をノードとする有向グラフ。有向辺をフロー辺〈フローエッジ〉と呼ぶ。
  9. フローパス: フローグラフのパス
  10. テンプレート計算: フローグラフをテンプレートとみなしての処理
  11. テンプレート:コンテキスト: テンプレート展開の束縛環境
  12. ターム: 記述子内に出現する専門用語・記号など
  13. タグ: 記述子に付けられた分類用の文字列
  14. 記述子のプロファイル: ボキャブラリーまたはトピックの require/provide の指定
  15. プロファイル計算: 記述子のプロファイルを求める計算
  16. ID管理: 記述子の決定性名前の管理