シーケント計算の再解釈 1

シーケント計算をリーズニング構成の計算と考える。できるだけ少ないリーズニングで計算をしたい。

リーズニングを少なくするには、プリミティブな導出を揃える。

∧-モノイド構造 ∨-モノイド構造
![A] Θ[A]
Δ[A] ∇[A]
π1[A, B] ι1[A, B]
π2[A, B] ι2[A, B]
X[A, B] X[A, B]
A∧¬A → ⊥ T → A∨¬A

カット以外の構造規則はすべて、PreComp, PostComp で実現できる。

  1. A-増 左: PreComp[![A]]
  2. A-増 右: PostComp[Θ[A]]
  3. A-減 左: PreComp[Δ[A]]
  4. A-減 右: PostComp[∇[A]]
  5. (A, B)-換 左: PreComp[X[A, B]]
  6. (A, B)-換 右: PostComp[X[A, B]]

論理規則:

  1. ∧ 左1 : PreComp[π1[A, B]]
  2. ∧ 左2 : PreComp[π2[A, B]]
  3. ∨ 左1 : PostComp[ι1[A, B]]
  4. ∨ 左2 : PostComp[ι2[A, B]]

残るのは、

  1. ∧ 右、∀ 右
  2. ∨ 左、∃ 左
  3. → 左