意味論と構文論の整理

名前とラベルは同義語。束縛と割り当ては同義語。広義のタイピングとプロファイリングは同義。束縛にはハード束縛とソフト束縛がある(後述)。

  • 束縛される前のラベルは変数
  • ハード束縛された後のラベルはリテラル

束縛の種類:

  • ハード束縛: 名前〈変数〉にシングまたはリテラルを束縛する。
  • ソフト束縛: 名前〈変数〉にコンビネーション〈項〉を束縛する。

コンテキストが曖昧語なので、次のように形容詞を付ける。

  • 変数タイピング・コンテキスト
  • 変数ハード束縛コンテキスト
  • 変数ソフト束縛コンテキスト

環境という言葉を使う場合は:

  • 変数タイピング・コンテキスト=変数プロファイリング・コンテキスト=コンテキスト=指標
  • 変数ハード束縛コンテキスト=ハード環境=リテラル定義=モデル=インスタンス
  • 変数ソフト束縛コンテキスト=ソフト環境=マクロ定義=構成手続き

変数の種別は次のとおり。TF は types and functions、PD は propositions and derivations。

変数の種別 シング
型変数 0-mor in TF
値変数 1-mor in TF from 1
関数変数 1-mor in TF
述語変数 1-mor in TF to B
型バンチ変数 0-mor in PolyArr(TF)
多関数変数 1-mor in PolyArr(TF)
論理式変数 0-mor in PD
論理バンチ変数 0-mor in PolyArr(PD)
導出変数 1-mor in PD
多導出変数 1-mor in PolyArr(PD)
保証変数 1-mor in PD from T
リーズニング変数 1-optor on PolyArr(PD)

コンテキスト=指標 があれば、項〈コンビネーション〉のプロファイリング〈タイピング | 型つけ〉が出来る。

次の言葉づかいと同義語を理解・認識する必要がある。同義語の認識〈同定〉、多義語の解決でクリアになる。

  1. 圏の対象を「型」と呼ぶことがある。
  2. 型つけ=タイピング=型推論 である。行為〈アクション | プロセス〉としての型つけは、変数・項を対象物として遂行〈アクト | パフォーム〉される。
  3. タイピング=プロファイリング である。
  4. 値=ポイント=ポインティング射 である。
  5. 広義の型コンテキスト=プロファイリング・コンテキスト=指標 である。
  6. 指標=スキーマ である。
  7. 型定義は、型ラベルに型リテラルの割り当てか、型ラベルに型項の割り当てか、スキーマか、曖昧。
  1. 項の評価には環境が必要である。環境はソフト環境とハード環境がある。
  2. ソフト環境〈構成手続き | 多関数・多導出〉による項の評価をマクロ展開/テンプレート展開と呼ぶ。
  3. ハード環境〈モデル | タプル〉による項の評価を具体化と呼ぶ。
  4. マクロ展開も具体化も、展開、置換、代入と呼ぶ。
  5. したがって、展開と置換と代入は同義語であり、いずれも曖昧語である。(曖昧語としての同義語、同義な曖昧語)