まず、言葉の準備。
対応は、
代数的・公理的 | 解析的・具体的 |
---|---|
点導分 | 微分係数汎関数 |
領域導分 | 微分作用素 |
古臭いが、
接ベクトル=点導分なので、接ベクトル場=点導分場。点導分場を Ξ, Θ などで表す。領域微分から点導分場、点導分場から領域微分への対応。
- 領域微分 X
- 点導分場 Ξ
- 成分関数 ξi
逆は、
- 成分関数 ξi
- 領域微分 Σξi∂i
なめらかさ補題〈smoothness lemma〉:
- 点導分場Θに関して次は同値。
- Θの成分関数 θi はなめらかである。
- 作用素 (Θ▷-) はなめらかである。
作用素がなめらかとは、なめらかな関数を渡すとなめらかな関数を返すこと。
記法:
- PtDer(U, a) 点aでの点導分の全体 Der(C∞(U)/R, R)
- RgnDer(U) 領域U上の領域導分の全体 Der(C∞(U)/R, C∞(U))
- 点導分場 Θ:U→
- 領域導分から点導分場 X Ξ、Ξ:U→