多様体上では、「変数xに関する微分」は意味を持つ。が、「変数」は「関数」の意味で、「多様体上の座標成分関数xに対する微分」が意味を持つ。
- 変数=座標成分関数
という記号はダメな記号だ。もう使わないほうがいい。 でよい。の使い所は限定的で:
二番、三番は、分数表記を嫌った略記なので、使いたくなければ使う必要はない。
この三種の微分作用素がどういう関係かを調べればよい。
微分作用素 | 導関数 | 微分係数 |
---|---|---|
D:Cr(X, W)→:Cr-1(X, L(V,W)) | Df:X→L(V, W) | Df(a)∈L(V, W) |
∂i:Cr(Rn)→:Cr-1(Rn) | ∂if:Rn→R | ∂if(a)∈R |
J:Cr(U, Rm)→:Cr-1(U, Mat(n,m)) | Jf:U→Mat(n, m) | Jf(a)∈Mat(n, m) |
- ∂i の代わりに ∂xi = d/dxi を使う。
- x;pi を xi と書く。
- ωi の代わりに dxi を使う。
Rn上では、∂iの双対基底をωiと書く。
- ωj(∂i) = δji