$`\newcommand{\deduce}{ \mathop{\|\!-} }%
\newcommand{\afford}{ \mathrel{\|} }%
\newcommand{\Sign}[1]{ \mathscr{#1} }
%`$
$`\Sign{A}`$ は背景指標〈background signature〉として、シーケント $`\Gamma \to A`$ が演繹可能〈deducible〉であることを次のように書く。
$`\quad
\Sign{A} \deduce \Gamma \to A
`$
まったく同じことを次のようにも書く。
$`\quad
\Sign{A} \afford \Gamma \vdash A
`$
この書き方から背景指標を省略した形が:
$`\quad
\Gamma \vdash A
`$
さらに言えば、演繹システムの名前 $`S`$ も入れて次のように書くのが正確。
$`\quad
\Sign{A} \deduce_S \Gamma \to A
`$
背景指標を省略した場合は:
$`\quad
\Gamma \vdash_S A
`$
参考(新しい順):
- 互換な演繹システムとシーケント、そして矢印記号 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
- 論理/メタ論理の記法をどうするか 2: 悟りへの道 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
- 論理/メタ論理の記法をどうするか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
- 論理におけるさまざまな「矢印」達 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog) 用語はこれにだいたい従う。
- さまざまな「ならば」達 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
- 伴意<ばんい>から含意<がんい>へ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
- 含意<がんい>から伴意<ばんい>へ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)