参照の使い方と実体・値

参照する、(用語を)使用する、言及する、(用語が)出現する、実体をリンクする、実体に値を付与する、実体に属性を付ける、実体に名前を付ける、名前で実体を参照する、値に型を付ける ‥‥ などの行為〈作業 | タスク〉が何であって、その成果物〈アーティファクト〉が何であるかをキチンと認識する。

参照の使い方:

  1. 参照先にジャンプする。フォーカスが変わる。
  2. 参照先を引用する、クリップする。フォーカスは変わらない。
  3. 参照先に言及する、使用する。通常はジャンプも引用もしないが、必要ならする。
  4. ヒントになる。注釈のたぐい。ツールチップ表示とか。

次の集合を表す記号を使う。

  • V:値の集合を総称的、一般的に表す。
  • TV:型付き値の集合を総称的、一般的に表す。
  • I:項目の集合を総称的、一般的に表す。
  • TI:型付き項目の集合を総称的、一般的に表す。
  • A:属性名の集合を総称的、一般的に表す。
  • T:タグの集合を総称的、一般的に表す。
  • W:ターム〈word〉の集合を総称的、一般的に表す。
  • L:ラベルの集合を総称的、一般的に表す。
  • QL:完全修飾ラベルの集合を総称的、一般的に表す。
  • ID:IDの集合を総称的、一般的に表す。
  • K: なんらかのキーの集合を総称的、一般的に表す。

多関係〈poly relation〉の多圏のホムセットを (X → Y) の形で書く。

  • タグ付けのアーティファクト ∈ (T → I)
  • メタタグ付けのアーティファクト ∈ (T' → I) 、T' はメタタグの集合。
  • ラベル付けのアーティファクト ∈ (QL → I)
  • 属性付けのアーティファクト ∈ (I, A → V)
  • ターム定義識別のアーティファクト ∈ (W → I)
  • ターム使用識別のアーティファクト ∈ (I → W)
  • ナビゲーション編成のアーティファクト ∈ (I, N → I) ただし、これでは、集合のナビゲーション特性(sequence, all, alternative, optional)は表現できない。
  • 参考文献リスト作成のアーティファクト ∈ (K → I) と (K, A → V)

有向辺にラベルがついたグラフ構造は、(S -(L)→ T) で書く。L はラベルの集合。

  • (S -(L)→ T) ≒ (S, L → T)

が成立する。