passiveとactive

passive=受動的、active=能動的 を、次のように使う。

  • {passive | active} {interpretation | reading}
  • {passive | active} viewpoint
  • {passive | active} transform{ation}?

ベクトル成分(実数のタプル)を行列で変換するとき、

  • change-of-basis による書き換え〈翻訳〉だとみなすとき受動的
  • 実際にベクトルが変化するとみなすとき能動的

確かに、グラフィックなどをやるときはこの区別は重要。実数タプルを行列で計算することへの現実的な解釈が必要。

そのとき、次のような構成素が関与している。

  • オブジェクト(物体〈ボディ〉、対象物、キャラクターなど)
  • アンビエント(背景空間、容器としての空間、位置の集まり)
  • プロパティ場(アンビエントに対して定義されている属性)
  • フレーム(座標、フレーミング、ゲージ)

次のような状況がある。

  • オブジェクトが動く/を動かす。
  • プロパティ場が時間的に変化する。
  • フレームを取り替える。

オブジェクトやその乗り物〈ビーイクル〉が動く/動かす変換は能動的変換。フレーム〈ゲージ〉を取り替える変換は受動的変換。フレームはカメラとも解釈できるから、カメラ側の変更によるビュー〈モニター画像〉の変化は受動的変換になる。

能動的変換/受動的変換の区別も、結局、行列計算だけではセマンティクスが区別できないから生まれた言葉だろう。同じように、計算からセマンティクスが分からないことで生じた言葉:

  • 反変ベクトルと共変ベクトル: ベクトル空間とその双対空間
  • 軸性ベクトルと極性ベクトル: リー群のリー環元(ベクトル)と群の表現ベクトル空間の元(これもベクトル)。または、外積空間の要素(疑ベクトル)ともとの空間の要素(ベクトル)