混乱の要因 再度

  1. やはり、プレテーブルとテーブルを区別しないのはダメだ。プレテーブルでは実体集合の概念が入っており、プレテーブルの域は実体集合であり、カラムが候補キーであるか判断できる。
  2. テーブルは、実体集合はなくなり、タプル集合となる。タプル集合(これが《リレーション》)は《ドメイン》直積空間の部分集合、あるいは《ドメイン》直積空間へのポインティング射。
  3. ドメインとその具現化集合〈denotation set〉である《ドメイン》直積空間を区別する。
  4. 一般に、多対象〈poly-object〉と具現化対象〈denotation object〉を区別する。多対象はリストで、具現化対象は単一の対象。対象と単項目リストも区別する。
  5. さらに一般的に言えば、再帰的コレクションとその平坦化が難しい。
  6. ドメイン〈ポリドメイン〉とテーブルスキーマが同じに見える。が、多ドメインは多対象であって、テーブルスキーマポインティング射のプロファイルなので違う。
  7. ドメインの具現化集合(ある意味でセマンティクス)は集合。テーブルの具現化(セマンティクス)は射。
  8. 関連と多値写像は同義語。
  9. 関連と関連集合(多値写像のグラフ集合)は別物。関連集合は実体集合。
  10. テーブルやプレテーブルの定義には、制限付きの指標が使える。制限とは、ソートの一部が部分圏である《ドメイン》の圏に入ること。《ドメイン》の圏は、直積について閉じた部分モノイド圏で、組み込み関数を生成系とする自由生成圏。

NonDet \stackrel{\sim}{=} Rel であり、これがER図で扱う圏だが、《ドメイン》概念がある。《ドメイン》の部分圏は:

  1. すべての射は決定性〈単値〉である。
  2. 対象の生成系がある。
  3. 射の生成系がある。
  4. 0, 1, 2 を含む。

外の圏にも制約概念が在る。

  1. total 全域性
  2. single 単値性〈単葉性〉
  3. inj 単射
  4. surj 全射
  5. ref 参照〈解決可能性〉

ジャンクチャーとして、

  1. マルコフ構造 Δ, ⊥
  2. 余マルコフ構造 ∇, T、∇ = Δ, T = ⊥
  3. コンパクト構造 ∧, ∨、∨ = ∧
  4. 置換 一番簡単なのは X
  5. タプリング=アングル積
  6. カリー化、反カリー化 f, f, f, f
  7. ハット積 \hat{\otimes} = Δ;(- \otimes -)
  8. クラスタリングアンクラスタリング〈平坦化〉
  9. 廃棄〈破棄〉、射影