アウトオブスコープ

  • 現実世界の事物や抽象的な概念などを記述・分類することには一切タッチしない。
  • 直接的な対象物は、バイト列としての実体を持つデジタルリソースだけ。それ以外のものは相手にしない。
  • 著作〈written work〉の表現形であり、デジタルリソースの集合体として表現されるものだけを扱う。
  • 著作はSTEM分野のものに限る。読者は、学習や調査の目的で読む。
  • 著作の非構造的価値には言及しない。

非構造的価値とは:

  • 語り口、文体、言葉選び〈ワーディング〉
  • ストーリー構成や説明の組み立て方の巧みさ
  • 図版の美しさ、精密さ
  • フォントの適切さ
  • 分節化〈チャンキング〉とサイズの適切さ
  • などなど

逆にスコープに入るものは、著作のデジタル表現形〈出版物〉の構造骨格〈structural skeleton〉。伝統的用語法で言えば、目次と索引と書誌情報。詳細度・精密さの度合いはある。