型と参照・記述の明確化、情報リソースの散在とマージ

参照〈リンク〉
  • ソースアンカー: 参照を行うデータ構造
  • ソース担体: ソースアンカーが含まれる独立名前付きリソース
  • リンクターゲット: 参照先の対象物
  • ターゲット担体: リンクターゲットが含まれる独立名前付きリソース
  • 参照値: 参照型のインスタンス値
記述
  • 記述体〈descriptor〉: 記述対象物に対するメタデータ
  • 記述対象物: about, subject で示される対象物
  • 記述リンク: 記述体と記述対象のあいだのリンク
代理〈proxy〉

非デジタルな存在物(人、組織、建物、土地など)をデジタルリソースで表現したもので、非デジタル存在物と同一視可能なものを代理と呼ぶ。

  • ソースアンカーの型、ソース担体の型、リンクターゲットの型、リンクの型、参照値の型は全部別物。
  • 記述体の型、記述対象物の型、記述リンクのリンク型は全部別物
  • 代理の型と、その本体の型は同一視されることがある。例:「人」という型と「人の記述体」の型。
情報リソースの散在とマージ

情報リソース=デジタルリソースが、インターネット上の所在〈location〉が分散していることがある。例えば、画像コンテンツ C とメタデータ M が分散しているとする。このとき:

  1. C から M へのリンクがある。is-described-by : C |→ M
  2. M から C へのリンクがある。describes : M |→ C
  3. 第三者リンクがある。

CとMを一緒にすることをマージと呼ぶ。gitなどの用語法を使う。

  1. C が M をフェッチしてマージすることをプル&マージと呼ぶ。
  2. M が C に送られてマージすることをプシュ&マージと呼ぶ。

マージ方法は:

  • インクルード: プレースホルダーを置き換える。
  • トランスクルード: 変換してからプレースホルダーを置き換える。
  • コレクション: コレクションデータを作る。
  • トランスコレクション: 変換してからコレクションデータを作る。