まず、先に結論。次の3つの集合のあいだに同型がある。
2番の要素を場、3番の要素を関数と呼ぶ。同型だから対応がある。
説明:
- は、底空間の圏。直積と終対象を持つ圏。指数は要求しない。
- は、ファイバー空間の圏。
- ファイバー空間の圏は、デカルト閉で、指数 [-, -] を持つ。
- ファイバー空間の圏は、底空間の圏への自然な埋め込みを持つ。この埋め込みは、直積を保存するが、指数を保存する必要はない。
- は、U上のファイバーバンドルの圏。
- ファイバー空間の対象Xに対して、(×X)は、典型ファイバーがXである自明バンドル。ファイバーバンドルの圏の対象になる。(×-) は関手で、典型ファイバーを自明バンドルにする。
- Γ[U](-) は、U上の大域的な切断の集合。
以上で、上の同型は解釈できるはず。次の3つの概念が相互に行き来できる。
この事実って、やたらに役に立つと思う。