バウエス&フェラーリオの層状ファイバーバンドル

stratifiedの訳語はよくわからん。

1章 序文:

  1. フィルター付き空間とは ∅⊆X0⊆…⊆Xn = X という包含系列で、差分 Dk = Xk\Xk-1 が“良い空間”(例:多様体)。
  2. 添字kは次元ではない。単に増加列の番号。
  3. フィルター付き空間のk次差分の連結成分をk-断片〈k-ストレイタム〉と呼ぶ。差分全体はストラタ。
  4. 構造圏〈ファイバーの圏〉{\mathcal F}に対して、ファイバー族の圏\({\mathcal F}\)-Top を作れる。
  5. ファイバー族の圏 \({\mathcal F}\)-Top におけるCW福体の概念が必要。

2章:

  1. \({\mathcal F}\) はメンドーだから、Fにする。
  2. F小さくてTopへの忘却関手を持ち、忘却先対象は、局所コンパクト・ハウスドルフ・第二可算。
  3. F構造圏〈structure category〉と呼ぶ。忘却関手をファイバー関手〈fiber functor〉と呼んでいるが、これはマズイだろう。
  4. Fが忠実関手なら、FTopのコンパクト開位相により、Top豊饒圏になる。
  5. Top上の豊饒具象圏(by 檜山)という概念が使われる。
  6. ファイバー族: p:E→X という連続写像で、Ex = p-1(x) ごとに Φx:Ex→UF (F∈F)という同型がある。
  7. Φxファイバーチャートと呼ぶ。
  8. 一点族は UF→1 で得られる。
  9. 自明ファイバー族を定義して、局所自明なファイバー族としてファイバーバンドルを定義する。構造群ではなくて構造圏を持つ。