葉層概念(局所、大域)はすごく重要だと思う。
まず、ユークリッド線形圏(デカルト線形空間の圏)で、次の完全列がある。
- Rn --(i)→ Rn+k --(p)→ Rk
ここで、
さらに、
- (Rnc)c∈Rk --(ic)→ Rn+k --(p)→ Rk
は、c∈Rk をパラメータにした埋め込みアフィン線形写像の族。
以上の状況が、Rn+k上の自明葉層、標準葉層を決める。
次のような概念が、この状況に関係する。
- 前葉層=部分多様体による分割
- 局所自明な前葉層=葉層
- 葉層チャートと葉層アトラス
- n-パスと積分写像
- 積分写像と積分多様体
- n-複接ベクトル場とn-接分布
- n-複接ベクトル場とn-パフ系、n-パフ系=n-複微分形式
- 陰関数定理と逆関数定理
- フロベニウスの定理
- パス次元/葉次元が1の場合のフロー定理
沈め込みとはめ込みに関して、次の標準化定理がある。
- 沈め込み M→N は、Mの各点ごとに局所葉層を定義する。
- はめ込み M→N は、局所葉層 M×I -(φi)→ N に拡張できる。