- 上昇: ascent, ascend up to
- 下降:descent, descend down to
言葉に慣れる必要がある。多様体 M, N のあいだの写像 f:M→N に対して、その微分 df がどこに居るか? を考える。
Mの接ベクトル層〈tangent vector sheaf〉を次のように定義する。
fの接ベクトル層は:
- on M
fの微分 df は、fの接ベクトル層のなかに居る。
- on M
これの意味は:
- where
微分のこ定式化はスッキリしている。合成微分公式と逆関数微分公式は、
- on M
- on N
p:U→>M が被覆のとき、 on U と微分を持ち上げることができるが、これを(「持ち上げる」ではなくて)dfを上昇させるという。
任意の被覆に対して上昇はすぐに作れる。一方、U上の任意のセクションを下降させることはできない。下降条件〈descent condition〉が必要になる。あるいは、下降データが必要になる。
もとの空間M上に居る微分 df は、被覆の圏のなかで(被覆の細分に関して)極限を取って再現される。被覆の圏や極限についてちゃんと考えないと、上昇と下降の議論はできない。
多様体ごとの接ベクトルバンドル層〈接ベクトル層 | 接バンドル層 | 接層〉 と、写像 f:M→N の接ベクトルバンドル層〈接ベクトル層 | 接バンドル層 | 接層〉 は非常によい概念・記法だと思う。
と d の組み合わせは、多様体の圏から、ベクトルバンドル層〈ベクトル層 | バンドル層〉の圏への関手となる。
を基準にして色々考えるといいと思う。