多様体MのRkファイバーの自明バンドルに対して、任意の開集合上で共変微分が定義できる。その共変微分を"D"という記号で表すとして、それの定義を半形式的に、例えば次のように書く。
- 定義は、Definition of から End まで。
- implicit で暗黙の引数〈パラメータ | インデックス〉を宣言する。
- Define で、定義すべき射の記法〈notation〉とプロフィールを宣言する。
- 射のアビタ〈habitat〉である圏を in で指定するか、射の特性を thats で指定する。
- As 以降に実際の定義を書く。最初に明示引数を宣言する。
- kX[-] は、関数のk-タプルに作用するようにした微分作用素としてのベクトル場
ちなみに、多様体M上の共変微分は、バンドルチャートを使って、自明な共変微分との差を取る。当該共変微分と自明共変微分との差が接続係数。接続係数は、バンドルチャートの被覆に載ったアフィン空間層の合致族〈matching family | 整合族 | consistent family〉のはず。合致条件〈matching cndition〉はテンソル場と同じだが、遷移関数の作り方がテンソル場とは違うはず。