えっ、知らんかったわ。
代数的整数とは、普通の整数係数のモニック多項式の根となるような複素数、というのは知っていたが、「体Kの整数」の定義が別にある。
- f:Z→K を、f(n) = 1 + 1 + ... + 1 (n個)で定義して、fの像集合をKの整数の集合とする。
これで、Kの部分系としての整数環が定義できる。となると、次の定義が可能か?
- Kの整数を係数とするモニック多項式の根となるKの元を「Kの代数的整数」
意味があるかどうかは知らんけど。
ともかくも形の上では、
- Kの整数
- Kの代数的整数
は定義できて、K = C の場合は普通の概念。
どうも、単に「整数」というと、何を言ってるか分からないようだ。
- ほんとの整数=有理整数環の要素
- 任意の体の整数元、Zの自然な像
- 代数的整数=モニック整係数多項式の根