前層の例:U⊆X を開集合とする。
- I(U) := U
- Op(U) := {V⊆U | Vは開集合}
- Cl(U) := {A⊆U | Aは閉集合}
- K(U) := {X⊆U | Xはコンパクト}
- ConstA(U) = A
- Pow(U) := {X⊆U | Xは任意}
- Powfin(U) := {X⊆U | Xは有限集合}
- B(U) := (Uの開集合から作られたボレルσ代数)
- PM(U) := (B(U)上の確率測度の全体)
- FM(U) := (B(U)上の有限値測度の全体)
- Homeon(U) := {f:U→Rn 位相同型}
- FM(U) := {f:U→R 有界関数}
- MY(U) := {f:U→Y 任意}
- Met(U) := {U上の距離}
- Ch0(U) := (U上のZ係数0次元チェーンの全体)
1次元以上の特異チェーンの全体は、余前層になるが、前層にはならない。
主空間の例:
- アフィン空間
- Xをn元有限集合として、totord(X) をX上の全順序の全体とすると、totord(X)にSym(n)が作用して、主作用になる。
- Xをn元有限集合として、cycord(X) をX上の巡回順序(順序関係ではない)の全体とすると、cycord(X)にn次の巡回群が作用して、主作用になる。
- S1にU(1)が主作用する。
グラフ上の主バンドル:
- 頂点に主空間の表現空間(頂点ごとに別々でよい)、辺に構造群の群元を割り当てる。
- セクションは、頂点ごとに表現空間の元(基点)を対応させる。セクションはゲージになる。
- グラフのパスの圏に対して、ホロノミー表現が定義できる。ホロのミー表現の表現圏は、表現空間を対象として、構造群の群元を射とする亜群(主バンドルのホロノミー亜群)になる。