チェック亜群とチェック単体多様体

U:A → Open(M) を被覆だとする。添字集合がAが重要で、開集合の集合だと考えてはダメだ。

Uから作ったチェック亜群を ChG(U) する。

  • 対象: |ChG(U)| := {(x, a)∈M×A | x∈Ua}
  • 射: Mor(ChG(U)) := {(x, a, b)∈M×A×A | x∈Ua∩Ub}
  • dom, cod: dom(​(x, a, b)) = a, dom(​(x, a, b)) = b
  • 恒等射 id: id(​(x, a)) := (x, a, a)
  • 結合 ; : (x, a, b);(x, b, c) := (x, a, c) :(x, a) → (x, b)
  • 逆: (x, a, b)-1 := (x, b, a)

ChG(U) は可逆な射を持つ圏。圏のナーブ構成 N(C) をチェック亜群に適用すると N(ChG(U)) はチェック復体=チェック単体集合となるだろう、たぶん。C 上に関手を考えると、関手係数の復体〈余復体〉を作れる。

単体集合なだけではなくて、単体空間あるいは単体多様体になる。|ChG(U)| も、M上の開集合を直和で寄せ集めた空間になり。|ChG(U)| → M という標準的な添加〈argumentation〉 がある。


\xymatrix {
 {\cdots}   \ar@{}[r]|{\vdots} \ar@<0.9em>[r] \ar@<-0.9em>[r]
 & *!<-2em, 0em>{|ChG(U)|_2} \ar[r] \ar@<0.7em>[r] \ar@<-0.7em>[r]
 & {|ChG(U)|_1} \ar@<0.5em>[r] \ar@<-0.5em>[r]  \ar@<0.4em>[l] \ar@<-0.4em>[l]
 & {|ChG(U)|_0} \ar[l] \ar[r]
 & {M}
}

添加付きの〈augmented〉な単体多様体で、係数関手を付けて余鎖腹体ができる。たぶん。