関係する過去記事。
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あと
参考文献は:
- Vector Sheaves Associated with Principal Sheaves (1998)
- Author: E. Vassiliou / バシリウー〈ヴァシリウ〉
- Pages: 11p
- https://arxiv.org/abs/math/9810083
メモ:
- は環付き空間の構造層である環層
- 位相空間X上の層または前層の圏を明示してないが、Sh[X] または PSh[X] とする。どちらかを(あるいはどちらも)短く Set[X] とも書く。これはトポス。 は、Set[X] の環対象。
- 群層は層の圏Set[X]内の群対象。
- 局所自明群層は、X上で局所的にG自明バンドルのセクション群層と同型。
- 群層上の主層は、局所的に、群層の作用が、群乗法 と同型な、群層が作用する集合層。
- リー型群層は、群層に付加的構造〈extra structure〉が付いたもので、環層を係数とするリー代数層があって、リー代数層としての自己同型内部ホム層 を群層の圏Grp[X]で考えて、 からの表現 が付いたもの。リー型群層は、 と書ける。
- 主層の台層(集合層) が局所自明層とは、局所的に、Sファイバーの自明バンドルのセクション層と同型なこと。
- 局所的自明群層上の局所自明主層は、局所セクションの0-コチェーンが意味を持つ。局所セクションの0-コチェーンを結ぶ、係数の1-コチェーンが定義できる。
- リー型群層に対して、モーレー・カルタン微分が定義できる。モーレー・カルタン微分は、群の乗法に対する微分公式(対数微分公式)を満たす。
- モーレー・カルタン微分を備えたリー型群層を、リー/モーレー/カルタン群層と呼ぶ。
- リー/モーレー/カルタン群層があると、その上の主層に主共変微分を定義できる。
- 主共変微分は、主層の切断空間に入る微分演算で、右作用に対する微分公式を満たす。
- リー/モーレー/カルタン群層上の主層と主共変微分の組をカルタン接続と呼ぶ。