その他代数

代数符号の言葉

ほんとのパリティじゃなくても、パリティ検査部〈parity check part〉と言っているので、コード(と呼ばれる部分ベクトル空間)の生成行列を標準形で書いたときの対角行列以外の部分は、「パリティ検査行列」と言いたいところだが、双対符号(と呼ばれる部分…

代数符号

基本的であるにも関わらず、用法がゆれている言葉達: 符号〈コード〉 記号〈シンボル〉 ブロック 語〈ワード〉 符号長 列〈シーケンス | ストリング | ストリーム〉 タプル、n-タプル q項〈q-ary〉 a codeword of a code メッセージ パケット 情報 データ …

体の拡大とか

ナントカ拡大: 体の拡大 正規拡大 分離(的)拡大 単(純)拡大 有限(次)拡大 代数(的)拡大 整拡大 (環の拡大) 整元の概念 純非分離拡大 Radical extension (ベキ根拡大) CYCLOTOMIC EXTENSIONS(円分拡大) アーベル拡大 ガロア拡大 クンマー拡大 その他:…

サイクロトミック

円分体〈cyclotomic field〉のWikipedia項目から: 円分体〈cyclotomic field〉は、有理数体に、1 のm乗根を添加した代数体である。 ふーん。m乗根は、正確には原始根だろう。さらに: 代数体とは、有理数体の有限次代数拡大体のことである。 有限拡大は次数…

整数

えっ、知らんかったわ。代数的整数とは、普通の整数係数のモニック多項式の根となるような複素数、というのは知っていたが、「体Kの整数」の定義が別にある。 f:Z→K を、f(n) = 1 + 1 + ... + 1 (n個)で定義して、fの像集合をKの整数の集合とする。 これで…

多項式の解釈と係数体の拡大

体Kを係数域とする多項式環を K[x] と書く。不定元xの名前は問題ではない。K K[x] という対応は、Pol1:Field→CRng という関手となる。Fieldの射は体の拡大だと思ってよいので、K⊆L に対して、Pol1(K⊆L):K[x]→L[x] in CRng は、係数拡大に伴う環の埋め込み操…

体の標数

標数0に違和感を感じるようなので、 0 + 1 + ... + 1 (1がn個) という式を考えて、 0 + 1 + ... + 1 = 0 となる最初のnを標数と定める。標数0なら 0 = 0 が最初に成立して、その後はずっと成立しない。ところが、それだとあらゆる体の標数が0になってしま…

前層のチェック列

Xを位相空間、FをX上の前層だとする。前層Fをアーベル前層と非アーベル前層に大別して、そのチェックコホモロジーを考える。 アーベル前層 : 可換環前層上の加群の前層と同じ。足し算引き算が出来る。 非アーベル前層 : 加群の構造を持つとは限らない群の…

群の作用

群の作用 - (保存用) 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編 にある程度書いてあるが、肝心のことが書いてない。 安定子: Gx = {g∈G | x・g = x} をxの安定子〈安定部分群〉と呼ぶ。安定子は部分群。 効果的作用: 忠実作用と同義らしい。 忠実作用: 全置換群へ…

多項式関数の空間

多項式関数の空間をPとする。作用とか形式: k次係数ととる ck ∈ P* aで値をとる va ∈ P* 微分する D:P→P 積分定数0の不定積分を求める J:P→P 区間で定積分する Iab:P→R 変数を平行移動する Ta:P→P f(x) \(\mapsto \) f(x + a) 変数をスケールする Sa:P→P f(…

伝統的テンソル計算技法の背景

古典的微分幾何・ベクトル解析のモダン化: ダイレクトインデックス記法 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)とかでモダン化をやってみたのだが、添字の技法をちゃんと定式化するには、添字集合の集合の性質が必要。ℬを集合の集合(族)とする。ℬは空集…

積分和分変換

積分や和分〈総和〉を使って関数を変換することがある。フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換、Z変換など。Kを積分核とすると:\( g(y) = \int_{x\in X} f(x)K(x, y) dx \)場合により積分ではなくて和分を使うこともある:\( g(y) = \sum_{k\in X} f(k)…

ベクトル横タプルとコベクトル縦タプルの記法

フレームとコフレームと解釈 - (新) 檜山正幸のキマイラ飼育記 メモ編の続き。まず、ベクトル(ケットベクトル)とコベクトル(ブラベクトル)。 \vec使用 \overset使用 \overset使用 右矢印は\vecでも\oversetでも変わらないが、左矢印と右矢印が対称にはな…

フレームとコフレームと解釈

まず、Xを集合として、 X[n] : Xのn-縦タプルの集合 X[n] : Xのn-横タプルの集合 Xn, X[n], X[n] は同型だが同一視はしない。Vがベクトル空間のとき、V[n]は、ベクトルのn-横タプルの集合、Vのベクトルのn-横タプルを、Vのベクトルn-横タプル、nが不要なら…